今日も朝

健康と趣味と

人にとっての筏 from 武田邦彦先生

仏教の思想「人にとっての筏」

「例えば、皆さん。ここに一人の旅人がいて、道を歩いているとしましょう。彼は大きな川のほとりに辿り着きました。そこから彼は川沿いを歩こうと考えました。

しかし、川のこちら側はあからさまに危険な道です。一方、川の向こう側は、見るからに歩きやすそうです。

『よし!向こう岸に渡ろう!』と思った彼ですが、川の流れは思った以上に急で、あたりを見回しても、橋はおろか、渡し船もありません。

しばらく考えた彼は、川岸に生えている草木を使い、筏を作って渡ることにしました。そして無事向こう岸に辿り着いたのです」

弟子達はほっとして息を漏らしました。お釈迦さんは更に話を続けました。

「そして、無事に川を渡った彼は、思いました。

『この筏はなかなか役に立つな。ここに残していくのは惜しいくらいだ。よし!せっかくだから、この筏は肩に担いで、どこまでも大切に持っていくことにしよう!』

さて、これを聞いてどう考えるでしょうか?
私なら筏は置いて行きます。
重たいですから笑
お釈迦様は弟子達に筏は置いていくのが良いと教えたそうです。

そして、どうやらこの教えに幸福の道標があるようです。
旅人が歩いている道は人生。
川は障害。
筏は、障害を乗り越える手段や問題を解決する事。
つまり、人生には苦の連続であるからその都度筏を作り乗り越えていく。
しかし、その筏を担いで持っていくのではなく、置いていく。つまり、その都度くる困難に悩み解決し次へ進む。
人生は思い通りにならないからぶち当たる困難にいちいち腹を立てるのではなく、筏をつくるように一つ一つ対応していかないといけないし、川を渡ったことに一喜一憂せずにすすんでいけない。
だから、笑いの絶えない毎日を送るには道と川と筏しかない人生に自ら考え方を幸福の方へ寄せていかないといけない。
...と

いや難しいですね。
なんとなく理解したと思っていたけど、文章にすると全然でした笑

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